震災のときぼくの身に起きたこと 2011.03.15~
まずは引越し業者を探す。
大手は全滅。
ひとつだけ、仙台の名前も聞いたことのない業者がOKしてくれた。
ただ、荷物は出すだけ出して、いつ届くかはわからないと言われた。
どうせ会社の独身寮なので、管理人さんに鍵開けて勝手に入れてもらえばそれでいい。
ふたつ返事でお願いした。
けっきょく荷物は4月の2週目に届いた。
実家には2週間近くいただろうか。
秋田にいても余震は頻繁に感じて地震酔いが酷かった。
テレビを見ても震災の話ばかりで鬱々としていた。
いいとも、SMAP×SMAP、Mステが放送再開したときは少し救われた。
3月28日に仙台に戻る。
ガスは復旧していなかった。
大急ぎで引越しの準備。
3月30日。
引越し。
上京。
夜行バスまで時間があるので、はじめてヒトカラをして時間を潰した。
4月1日。
入社式。
ここで卒業証書のコピーを出すのが本来だが、当然そんなものは持っていない。
卒業証書は4月下旬にようやく郵送された。
生活が激変するタイミングで震災があり、とにかく大変だった。
明日死ぬかもしれないのに、仕事なんかして何になるんだろう?と思うこともある。
未だに震災の映像は直視できない。
毎年2月頃には冬鬱っぽくなる。
とりあえず当時の記憶を整理し、10年目の節目としたい。