がーくんのブログ

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2017年 千葉ロッテマリーンズファンが味わった野球のつまらなさと素晴らしさ

3月26日、千葉ロッテマリーンズはオープン戦を首位で終えた。

しかし、ほとんどのファンは浮かれていなかった。ロッテは多くの試合をガチメンバーで戦っていたからだ。一軍登録28枠を争うほどの選手層がない。

それはわかっている。過度な期待は禁物だ。それでも、心のどこかに「もしかしたら…」という淡い期待を抱いて開幕を迎える。

前半戦

3月31日開幕戦。エース涌井が好投するも敗戦。ここからいきなり5連敗。

とにかく打線がまっっっっっったく打てない。新助っ人のパラデスとダフィーは開幕から三振の山。故障を押して出場していた角中は一時リタイア。1本のヒットも打てない岡田……

キャプテン・鈴木大地の孤軍奮闘むなしく、4月終了時点でのチーム打率.186はプロ野球52年ぶりの1割台という屈辱。この時点ではやくもロッテの2017年は事実上終了した。

それだけではない。タイトル争いに絡む選手も皆無。観客を呼べるスター選手もいない。まだ春だというのに、何をモチベーションにロッテの試合を観ろというのか。

こうして僕は、ロッテの試合をテレビで観戦する機会が減少。夜のスポーツニュースもスルー。義務感でスポナビTwitterを巡回して話題についていくのがやっと。

野球が、ツマラナイ。

7月15日

そんな中むかえたZOZOマリンスタジアムでのオールスター第2戦。ロッテからは監督推薦で選ばれた二木、田村、鈴木の3人が揃って試合に出場。二木&田村バッテリーは見事2回を無失点に抑える。鈴木大地は5回にスリーベース、7回にホームランを放つ大活躍。オールパシフィックの勝利に大きく貢献する。

そして試合後、その瞬間は訪れた。

 

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昨日の敵は今日の友。

2004年の球界再編問題を知らない選手やファンもずいぶん増えた。あのとき一歩間違えれば、オールパシフィック6球団の選手が肩を組んで喜びを分かち合う光景は幻に終わったはずだ。

ああ、野球って素晴らしい。

後半戦

8月4日楽天戦。ルーキー酒居がプロ初先発。白星は逃したものの、8回8K1失点の好投。

この日から、潮目が変わる。

後半戦は中村、加藤がスタメンに定着。佐々木千隼&酒居のドラフト1位2位コンビが先発ローテで好投。二木が夏バテを克服し規定投球回到達。高卒2年目の成田も光るものを魅せる。多少は来季に向けての希望が見えてきた。しかしそれでも長くて4連勝。優勝どころかAクラスを狙える戦力にはまだまだ遠い。

9月24日

9月24日。井口資仁引退試合

この日ボクは外出中。スポナビの1球速報を開く。9回ウラ、ちょうど先頭打者の清田がヒットを打つところだった。

「お、つぎは井口さんだな」

その程度のノリで1球速報を眺める。

つぎの瞬間、

ボクは、

ロッテファンは、

否、

プロ野球ファンは、

伝説を目撃する。

 

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この日で引退する男が、9回ウラに同点ホームラン。

こんなことがあるのだろうか。

三原脩は言った。
「野球は、筋書きのないドラマである」

野球には、タイムアウトがない。
だから、ゲームセットの瞬間まで何があるかわからない。

野球は、ボールが止まっている時間のほうが長い。
だから、息を呑む緊張感が漂う。

野球は、必ずしもフィジカルに優れていれば結果を残せるわけではない。
だから、18歳の選手も40歳を超えた選手でも一線で活躍できる。

もう一度言おう。
野球って素晴らしい。

2018年

2018年、井口が監督に就任する。

いきなり1年目から優勝しろとは言わない。

勝利を絶対的に追い求めるのはアマチュアのすることだ。プロ野球はどんなに強いチームでも4割近く負ける。

だからこそ、ワクワクする試合を魅せてくれ。